女性は出産後、いったいどんな変化が起きるのでしょうか。
今後妊娠の予定がある女性だけでなく、家族や友達、同僚など
周りで妊娠中の女性は出産後にどのような体調の変化があるのかについてご紹介します。
身体にはそうとうの負担がかかるとなんとなくわかりますが、
具体的な内容をご紹介し、その上で
どう対応したりケアしたりすればいいかの手助けになればと思います。
産褥期(さんじょくき)とは

妊娠して出産した後、回復するまでの期間を「産褥期(さんじょくき)」といいます。
期間はだいたい出産後から6~8週間です。
赤ちゃんが育った子宮は30cmを超える大きさにまでなります。
身体や子宮が元に戻るまで、出産前にはなかった不調があらわれはじめます。
この期間にむりをしてしまうと、あとあとの健康にひびいてくるので
とにかく安静にして回復を待つのが大切になります。
産後~2週間

赤ちゃんを育てた女性の体は、妊娠前と比べて大きく変化しています。
そこから一気に赤ちゃんを産み落とすわけですから、身体にはかなりの負担がかかります。
それは交通事故で2tトラックに轢かれたぐらいと聞いたことがあります。
ほ、ほんとうでしょうか。
しかしそのぐらいの負担がかかるということは間違いがないようです。
悪露(おろ)と子宮の痛み
赤ちゃんが育った子宮の胎盤がはがれ落ちます。
生理のような状態か、もしくはもっとひどい状態です。
鮮血のほか、レバーのような塊が出ることもあるようです。
また、子宮の収縮が起こります。
子宮の収縮で下腹部が締め付けられるような痛みを伴うこともあるようです。
本人でなければ、見た目にはわからないことなので、
頭の片隅においておけば、遭遇した時に大変なんだなということが
わかったらいいなあと思っています。
ホルモンバランスの乱れ
身体だけでなく、産後は女性ホルモンのバランスも崩れます。
ホルモンバランスの乱れは、イライラや不眠、過度な眠気、肌荒れや髪の不調をまねきます。
めまいや腰痛などもあるとのことです。
また、自分の身体のケアのほかに赤ちゃんのことも考えなければいけません。
赤ちゃんが生まれて母乳を与えて育てないといけません。
お母さん都合で赤ちゃんに母乳をあたえて満足してくれるわけではありません。
ミルクは2時間に1回の頻度と聞いたことがあります。
またおむつ替えも2時間に1回とか…それ以上のことも。
ホルモンバランスの乱れと慣れない不規則な生活で発狂してもおかしくないと思います。
本当にお疲れ様としかいえません。
まわりはなるべく手助けして、イライラされ文句をいわれてもいたわってあげたいところです。
産後3週間~4週間

一般的に悪露や子宮の痛みなどがおさまる兆しがみえてくる時期です。
少しずつ赤ちゃんとの生活もコツをつかんでくるのではないでしょうか。
先輩ママさんのお話によると、
部屋の簡単な家事を少しずつできるようになってくるとのことです。
ただし、長い時間立っているのはまだきついようなので、
むりをしないほうがいい時期でもあります。
むりをして回復するまでの期間を長引かせてしまうことにもなりかねません。
少なくとも産褥期を過ぎるまでは、まわりも引き続き気遣ってあげましょう。
産後1か月~

産後1カ月を過ぎると、出産直後と比べてだいぶ回復してくるようです。
通院でお医者さんに問題なしと言われたら、とりあえずは安心です。
先輩ママさんのお話によると、少しずつ外出などもできるようになる時期とのことです。
ただし、買い物など必要最低限の外出のみで、あまり長時間の外出は厳しいようです。
もう大丈夫と思って産褥期にむりをすると、再入院ということにもなりかねません。
またこの時期から、肌荒れが出始めるころとのこと。
それに合わせて少しずつ自身のスキンケアや体調管理にも気を遣い始められそうです。
まとめ
出産直後は身体にそうとうな負担がかかるということがわかりました。
2tトラックに轢かれる衝撃、とかおそろしいですがわかりやすいです。
産褥期を終える2カ月前後の期間はむりをせず、
またまわりはその期間だけでも安静にしておくようにうながし
できることを手伝って少しでも休めるよういたわってあげたいところです。
赤ちゃんのお母さんが一人でむりせず、なにごとも吐き出してくれるような環境作りも大事です。
お伝えした具体的な症状を思い出して、ケアしてあげたいと思いました。
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