冬の乾燥は本当にお肌にこたえますよね。
スキンケアを怠ると、とたんにシワが深くなったような気がしたり。
乾燥はたるみの原因にもなると聞きます。
日ごろから外側からのスキンケアを欠かさずしていても物足りなく感じたり。
内側からうるおいをお肌に与えることができないかなと考え
今回はお肌の乾燥に効く食べものについてしらべてみました!
冬にお肌が乾燥する原因
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湿度が低く乾燥している
以下は東京の月ごとの平均湿度を表した表です。
冬場は50~60%前後ですが、夏場は80%前後と違いがあります。
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また雪の降る地域は、雨でなく雪が降るので空気は乾燥したままです。
化粧の前にスチームを当てたり、入浴後にスチームを当てたりする方も多いはず。
冬場乾燥した場所にいるということは、その逆の環境に近いものがあります。
血行が悪くなる
人間の体は寒さを感じると、体温を一定に保とうとします。
血管を縮めることで血液を流さないようにします。
そうすることでお肌の温度を低く保つことで熱が外に逃げないようにするのです。
つまり、血行が悪くなるのでお肌に栄養を届けられない状態が続きます。
運動をする機会が減る(=代謝が悪くなる)
以前こちらのページでもご案内しましたが、冬は運動量が減る傾向にあります。
寒くて外に出たくないことで行動が制限されたり、
日照時間が短くなることで身体のセロトニンの分泌が減少します。
セロトニンはお肌への直接の影響はありませんが、
・自律神経を整える
・睡眠の質の向上
・腸内環境の改善
これらの効果が減少することにつながるので、間接的にお肌に影響があります。
「幸せホルモン」について詳しくは以下のページもぜひ参考にしてください!
また、寒いから外に出たくなくなり運動量が減ることで
身体をあたためる機会が減ります。
身体をあたためることで得られる効果は、血流をよくすることです。
血流をよくすると、血管を通り栄養や酸素が身体にめぐります。
栄養がめぐるだけでなく、古い角質なども流してくれるのでいいことづくしです。
その機会が減るということですから、
乾燥した冬は内側からもお肌にいいことをしてあげられなくなる、ということになります。
肌のバリア機能について
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お肌にいい食べものをお伝えする前に、お肌のバリア機能についても触れておきます。
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皮膚の表面には油膜があり、それが皮膚のうるおいを保っているとのことです。
油分分泌が不足すると、外部からの刺激物が皮膚から入ってきやすくなり
皮膚の炎症を引き起こすとのことです。
お肌の栄養は口からの飲食物で形成されていますから
やはり外側からのスキンケアだけでなく、
普段の食事から摂ることも大事だといえそうです。
お肌にいい食べもの
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では、本題の乾燥した時期にお肌にいい食べものをご紹介します。
必須脂肪酸
先ほどお肌のバリア機能である油分についてお伝えしました。
その「油分=皮脂」の原料となる栄養素が「必須脂肪酸」です。
必須脂肪酸は植物性油や動物性油から摂ることができます。
植物性油は、オリーブオイル、ベニバナ油、ゴマ油、米油など植物由来のもの。
動物性油は、魚油、牛脂、豚油(ラード)などです。
また別のページで詳しく紹介できればと思いますが、
それぞれに特徴があり必要な場面に応じて摂るのがいいでしょう。
カロリーが高いからといって、油を摂らないようにするのもお肌には考えものです。
タンパク質
タンパク質は胃や腸の消化によってアミノ酸に変わります。
健康な肌を作るのにアミノ酸は欠かせません。
皮膚の形成だけでなく、ターンオーバーにも必要な栄養素です。
タンパク質は主に、肉、魚、卵、豆類、乳製品です。
ビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質の分解や合成に必要な栄養素です。
身体に必要なエネルギーに変換する役割があるので、タンパク質と一緒に摂りたい成分ですね。
レバー、鶏むね肉、マグロなどの魚介類、バナナやアボカド、ニンニクに含まれています。
亜鉛
亜鉛はお肌のターンオーバーを促す栄養素です。
免疫力アップも期待できます。
亜鉛が含まれる食べものは種類豊富で、カキやウナギ、煮干しなどの魚介類、
豚レバーや卵黄、肉、海藻などです。
亜鉛についての詳しい説明が厚生省の関連ページにあります。
厚生労働省eJIM | 亜鉛 | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト (ncgg.go.jp)
ビタミンB2
ビタミンB2もまた、皮膚や粘膜のターンオーバーを促す働きがあります。
肌荒れ・ニキビ対策にも積極的に摂りたい成分です。
レバー、牛乳、卵、納豆、アーモンドなどに含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは紫外線対策に打ってつけの成分で、シミを防ぐ働きがあります。
美肌に大敵なお肌の酸化を抑え、コラーゲンの生成を促します。
レモンやキウイ、アセロラなどの柑橘類、野菜ではブロッコリーやカリフラワーなど。
ストレスの解消にもビタミンCが必要な食材だと以前お伝えしました。
詳しくは以下の記事をぜひご参照ください!
ビタミンA
ビタミンAは、皮膚や粘膜のうるおいを保つ働きがあります。
不足するとお肌がカサつく原因になるとか。
個人的な体験談ですが、ビタミンAのサプリを摂り続けるとドライアイが解消できます。
皮膚にも同じような働きがあるのだと思います。
主にニンジンやカボチャ、ほうれん草などの緑黄色野菜にビタミンAが含まれています。
海藻類、卵黄、レバーなどにも。
ビタミンE
お肌の酸化は色々な肌トラブルを引き起こします。
ビタミンEはお肌の酸化を抑える作用があります。
サバなどの魚介類、植物油、大豆製品やアーモンドなどのナッツ類、
アボカドやホウレン草などに含まれています。
抗酸化作用のあるオレアノール酸が豊富なサンザシの記事もぜひ!
乾燥する時期になるべく避けたい食べもの
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せっかくいいものを食べて飲んで体の中に取り込んでも、
それを台無しにしてしまうような食べものは避けたいですね。
塩分・糖質・脂質を摂りすぎない
塩分の摂りすぎやお酒の飲みすぎはむくみの原因になると、以前お伝えしました。
急激にたくさんの塩分・糖分・アルコールの摂取は身体に負担をかけます。
これらの分解にビタミンB群がたくさん消費されることで、
乾燥や肌荒れにつながる恐れがあります。
冷たい飲みもの・食べもの
冒頭でお伝えしましたが、寒いと身体が体温を一定に保とうとするため
血流をあえて悪くさせて熱を逃さないようにします。
血流が悪くなると、お肌に栄養が運ばれずにお肌の再生も止めてしまうことになるので
内側からもなるべく身体をあたためるようにした方がよさそうです。
なので、冷たいものは避けましょう。
まとめ
湿度が低く空気が乾燥しているのもありますが、温度が低かったり日照時間が短くなるような
環境の変化で運動量が減ったり太陽を浴びる機会が減ったりすることがわかりました。
それらは血流を悪くする原因になりますので、冬場はなるべくお肌にわるいものは避けて
いいものを積極的に摂取したいですね。
皮脂のバリアの形成に必要な油分やタンパク質、ビタミン類、亜鉛が大事です。
私はとりあえず、卵と納豆と柑橘系の果物を毎日食べて、
レバーもなるべく多く食べようと思いました。
ぜひ参考にしていただければ幸いです!
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